村上記念病院


院内勉強会
「ストレスをためない生き方について」
  H21.8.28.

〜うつにならないために〜

 「うつ」という言葉を最近目にすることがあります。うつにならないためにはどうしたらよいかについて、中央サクセスブレーンズ株式会社、門田聖子さんを講師に迎えてお話しを伺いました。

 「強い不安、悩みストレス」を感じている労働者は、厚生労働省労働者健康状況調査より2007年には50.8%に上るそうです。ストレスによっておこるストレス反応には、イライラ感・疲労感・不安感・抑うつ感等があります。
うつ状態になりやすい人とは、「生真面目で几帳面、責任感が強すぎる人」「融通を利かせるのが苦手な人」「NOが言えない人」仕事と自分を一緒にする「同一化しすぎる人」など。一人で頑張り過ぎないで、人に相談するなどして出来ないことはうまく柔軟に対応することが大事です。

 また、ストレスをためないことも重要で、「配偶者の死」はかなりのストレスになりますし、昇進によって部下に頼めずストレスになることがあります。更年期や老年期にもうつはあり、「悪い自分も受け入れて自分自身を認める」、「生きているだけで価値がある」と考えて、ストレスに対応できうる能力を身につけておきましょう。
抑うつ状態はそれ以上の精神的エネルギーの消耗を防ぐという意味があるそうで、この停滞=立ち止まることにより過去を振り返り今後の生き方を考える良い機会としましょう。
“止まる”もまたよし。

 

 


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