村上記念病院


院内勉強会「ICLSコースについて」  H22.6.22.

6月22日に西条東消防の救急救命士さんより「ICLSコースについて」勉強会がありました。
ICLSコースとは、突然の心肺停止に対し最初に心肺蘇生法を行うチームのことをいいます。
AEDが様々な場所に設置され普及してきましたが、AEDを使用する前の一次救命処置が大事であるというお話を、スライドを交えお話していただきました。ここで言う一次救命処置というのが、早い通報(119番)・心肺蘇生法・電気ショックという処置となります。
詳しく説明すると、まず人を集め通報、気道の確保を行い呼吸の有無を確認、脈の有無を確認し、胸骨圧迫(心臓マッサージ)と人工呼吸をAEDが届くまで実施。この一連の流れが救命率や後遺症を残さないために大切になります。
手技に関しても胸骨圧迫は両乳頭(乳首)を結んだ真ん中のあたりの胸骨を4〜5cm沈むくらいで圧迫。1分間に100回のペースで絶え間なく続ける等、丁寧に教えていただきました。
スライドでのお話があった後、当院の看護師と救急救命士さんによるスペシャルデモンストレーションで、救命士さんが看護師に扮装していた姿に程よく参加者も和み、楽しく勉強することができました。
勉強会の最後に、参加していた方全員に人形を使用して胸骨圧迫を実施してもらいました。めったにしないことなので、とても良い体験となりました。
目の前で倒れた方に出会うことはほとんどありませんが、ないからこそ今回学んだことを生かせるようにがんばりたいと思います。




閉じる