村上記念病院


院内勉強会「テーマ MRSA感染症」  H23.12.20.

 全職員対象に院内勉強会を開催しました。
 講師は、株式会社アスティス 山中さんです。
 ブドウ球菌は、初期は白色、黄色、橙色ブドウ球菌に分類されていました。最近は、黄色、表皮、腐敗ブドウ球菌に分かれています。
MRSAの特徴は、
・MRSAの病原性は、メチシリン感受性黄色ブドウ球菌(MRSA)と変わることはない。
・易感染状態の患者、高齢者・新生児では、各種の抗菌薬に抵抗性を示すため、治療が難渋し重症化する例が多い。
 一般的には内科系より外科系の患者で問題となる場合が多く、開腹・開胸手術後の術後感染や人工物挿入後の深部感染症などで治療困難な例が多い、とのことです。
 
 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(Methicillin-resistant Staphylococcus aureus;MRSA)とは、抗生物質メチシリンに対する薬剤耐性を獲得した黄色ブドウ球菌の意味ですが、 実際は多くの抗生物質に耐性を示す多剤耐性菌です。なお、生物種としてはあくまで黄色ブドウ球菌です。
 
MRSAにこんな誤解があります・・・排菌していない人は特別な事は必要がありません。
・MRSAは、非常に怖い菌だということを漠然と感じている人が多いのですが、報道されているのは、 病院の管理体制を問題にしているものであるにもかかわらず、MRSAという菌自体に対して過剰に恐怖感を抱く人も多いのです。
・MRSAはどんな薬も効かない菌だと思っている人が多いのですが、通常なら使える薬が効かなくなることが問題になっているので、 治療する薬はあることをきちんと言い添える方がよいでしょう。
・健康な人でも感染するとすぐに発症すると誤解している人が多いのですが、健康な人には害が無いこと、仮に感染しても割と簡単に治ることを、お伝えください。
 
まとめ
・MRSAに対する過剰な意識や風評被害、人権やプライバシーの尊重には十分に配慮した対応が必要です。
・MRSAは、どこにでもいる菌であり、健康な人が保菌しているだけでは心配する必要はないのです。抵抗力の弱い人は特に、 手洗い(親指、指先に汚れが残りやすいので注意)マスクをして感染しないように注意することが大事です。




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