村上記念病院


院内勉強会テーマ「脆弱な皮膚へのアプローチ 〜スキンケアと創傷ケアの実際〜」  H24.8.7.

 褥瘡関連の勉強会で、脆弱(ぜいじゃく)な皮膚についてsmith&nephewの方に講義をしていただきました。脆弱とは、もろくて弱いこと。特に高齢者の方の皮膚は、ドライスキンで角質水分量が減少し微生物やアレルゲンが取りこまれやすくなります。また、表皮と真皮の結びつきが弱くなり皮膚は剥離しやすく、外的力でずれを起こしやすい状態になります。そこで、保湿剤の登場です。無香料や非アルコール、撥水性のあるもの等予防的にスキンケアに使用します。実際に手に取り、試してみました。
 浮腫のある方には治療的スキンケアとして、創傷治癒、感染コントロール、浸出液のコントロールを目的にドレッシング剤を検討して、皮膚の状態に応じて使い分けましょう。





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