村上記念病院


院内勉強会 研修報告会H25.12.27.

私たち看護師は、自分の知識習得、向上のため、いろいろな研修に参加しています。 看護師は日々命の現場に身を置いています。 少しでもその現場で活かせるようにとの思いもあります。

ただ、全ての研修に参加することはできませんので、参加した人の報告を聞く事で、知識を得ようと、研修報告会を勉強会の予定に組み込みました。
その中の一つ「看護のパワーアップにつながる対人コミュニケーション」を紹介します。

*対人コミュニケーションの基礎知識

看護師が対人コミュニケーションを学ぶ意味。

  1. 患者や家族と良好な関係(治療的関係)ー良いケア
  2. 同僚や保険医療チームのメンバーと円滑な関係
  3. 専門職者のアドボカシー(自分の仕事を話す)
  4. 豊かな人生を過ごせる
  5. コミュニケーション力がもたらすもの
    • エンパワーメント
    • 格差を縮めて対等な立場に押し上げる
  6. 学習可能なもの(学習すれば成長は、無限大)
  7. コミュニケーション力を伸ばす事は、人間として成長する事

*コミュニケーションの仕組み

非言語的コミュニケーションの要素

  • 空間に配慮出来るようにする
    (初対面1〜3m、面接1m、講演3m
    個人空間の配慮:個人空間の侵害→処置が必要な事の説明、生物的な処置の対象でない事を示す)
  • 周辺言語(声の大きさやピッチ、トーン、抑揚、話す速度)
  • 動作、表情と視線
  • タッチ
  • その他:髪型、アクセサリー、環境(照明、温度、資料の字の読みやすさ)

*空間の知識

会話/面接時の席の配置
不安が強い時(コーチング、保健指導)は対面より横に座る

*看護師に必要な対人コミュニケーションスキル

  1. 信頼関係作り(相手への敬意、自身のある態度、専門能力)
  2. 聴く
  3. 効果的な質問
  4. 投げ返し
  5. 自己開示(自分の話す事)
  6. アサーテブスキル(アサーション) などです。

他、「楽しく仕事をするために皆でフィッシュ哲学を学ぼう」等の報告がありました。



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