村上記念病院


院内勉強会「インフルエンザ予防」H29.11.7とH29.11.21

インフルエンザが流行する季節になりました。
今回は当院のアレルギー、呼吸器専門としている森公介医師に講義をお願いしました。

毎年子供から高齢者まで約1000万人がインフルエンザにかかっています。
飛沫と接触で感染していきます。咳やくしゃみをした場合、マスクをしていないと咳1回で約10万個、くしゃみでは約200万個のウィルスを含む飛沫が1~2m飛び散ると言われています。
それ吸い込んだりして感染していきます。
そのため咳エチケットとして不織布マスクを積極的に着用する、咳や熱のある人の2m以内に近づかない、手を清潔に保つことが推奨されています。マスクは1日1枚使い捨てが原則です。
ウィルスは20分で体に入るので、すぐうがいをしないと効果は得られないようです。
のどより鼻の粘膜からウィルスが高頻度に出るそうです。
また、咳をして手に付く→ドアノブを触る→他の人がドアノブを触る→感染するという流れになります。
パソコンのキーボードも多数触る場合は手の消毒が大事です。

インフルエンザを予防するには、マスクを着用する、手洗いうがいをする、ワクチンを受ける、適度な温度、湿度を保つ事が重要です。

インフルエンザにかかったら急激に悪化することがあり、48時間以内に治療しないと効果がありません。
そのために早期診断が必要です。
もし、家族がインフルエンザにかかったら、同居の家族全員に感染する可能性が高い為、予防薬を飲んで防ぐ対処法があります。

インフルエンザにかかったら、38℃以下に熱が下がった日を0日として、解熱後2日を経過するまで出席、出勤停止で自宅療養をしましょう。
感染が拡大しないようにみんなで気をつけましょう。


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