◆村上記念病院糖尿病新聞 2011年4月21日発行
巻き爪について
外科医師 小野敦美

(爪の知識・巻き爪の原因・治療について)
*爪の知識・・・爪は3層からなり爪母から伸びてくる。爪床からつくられたケラチンでくっつくだから爪と爪床は密着した構造。爪床部を越えると白く浮く。ここを爪切り。

*巻き爪の原因は靴による圧迫・爪切り(深爪)などがあります。爪切りには十分注意をする。また、靴の選び方によりきつすぎない物を選ぶように心がける必要があります。

*治療には大きく分けて2つにわかれます。切る治療と切らない治療です。

  • 切る治療とは傷が出来た時(手術的治療)です。爪の角を切る部分抜爪
    抜爪・陥入爪手術・爪床形成があります。
  • 切らない治療とはチューブ挿入・弾性ワイヤー・コレオティオ
    当院でも最近は弾性ワイヤー・コレオティオをすることが多くなっています。

*弾性ワイヤーの特徴・・・矯正力は強い。保険適用外・爪が伸びないとできない。
                引っかかることがある。先から広がる。先端近くに入れるので、
                爪が少し伸びると入れ換えが必要。

*コレオティオの特徴・・・矯正力は強い。保険適用外・爪が伸びてなくてもできる。
                ひっかからない。根元から広がり、矯正した幅で先まで伸びる。

巻き爪でお困りの方は当院でも外科外来にて治療可能です。詳しい治療方法また料金等は
ホームページの外科外来を参照にして下さい。

健康教室の様子

村上記念病院糖尿病チーム
村上記念病院
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