◆村上記念病院糖尿病新聞 2011年7月28日発行
歯周病と全身の健康
 

歯周病とは、プラーク(しこう)中の歯周病菌によって起こる、
歯周組織(歯肉(=歯茎)や歯を支える骨)の疾病。
歯周病が進行すると骨が歯をささえられなくなり、抜けてしまう!!
さらに・・・
歯周病は全身の健康に影響を及ぼす!!

■糖尿病

  • 歯周病は糖尿病の第6の合併症。
    糖尿病者の80%以上が歯周病に罹患している。
      歯周病は糖尿病を悪化させる!!
      糖尿病は歯周病を悪化させる!!
  • 歯周病治療により、HbA1c、血中TNF−αが改善

■循環器疾患

  • 心疾患   ・・・心筋梗塞
             狭心症   など
  • 脳血管疾患・・・脳梗塞   など
    歯周病が進行する→歯周病菌が体内に侵入→動脈の狭窄が起こり、血流が低下
    →心筋梗塞・脳梗塞を引き起こす

誤嚥性肺炎

唾液と共に歯周病菌を誤嚥(誤って気管内へ吸引すること)することにより、
肺が感染や炎症をきたす。
高齢者や抵抗力が低下している場合、容易に肺炎を発症する。

丁寧な歯磨きに加え、かかりつけ歯科医にご相談されることをお勧めします。 歯周病と全身の健康 講習会

村上記念病院糖尿病チーム
村上記念病院
前へ戻る次へ