◆村上記念病院 糖尿病新聞 2015年03月26日発行
ジェネリック医薬品について
村上記念病院糖尿病チーム
講師:薬剤師

新薬(先発医薬品)の特許が切れると、他のメーカーも同じ成分のお薬を製造できるようになります。 これが「ジェネリック医薬品」です。 有効成分・含量は同じですが添加物や性状、剤型は異なります。 変更するときは添加物でのアレルギーもあるため注意してください。

●ジェネリックの特徴

  • 低価格:研究開発や審査等の各種手続きなどにかかる開発コストを抑えられるため、価格が新薬の約 2〜7割になっています
  • 改良製剤:形や味、大きさ、服用性、使用感の改良など、工夫を施しているものもあります。

●ジェネリックの不安なところ

  • 1つの新薬に複数のジェネリックがある
  • 聞いたことのない会社が販売している
  • 新薬(先発品)と反応が異なる場合がある
  • 臨床試験が行われていない など

●「オーソライズドジェネリック」について知っていますか?

先発医薬品メーカーの持つ特許権等を使用する権利が与えられ、先発品と全く同じ成分や製法 を使って作られたジェネリック医薬品を 「オーソライズドジェネリック」と言います。
つまり、商品名や包装、刻印は違うけど薬自体は全く同じなのです。
いま発売されているものは、のみぐすりでは4剤しかありませんが今後増えていく予定です。

ジェネリックを処方してもらうには、医師、薬剤師に相談を!

お薬手帳をご使用ください

<ジェネリック医薬品の名前>

〇〇〇 △△mg 「□□□」
成分名 規格 会社名

先発品(新薬)と後発品(ジェネリック医薬品)は商品名が異なります。
お薬手帳を一冊にまとめ、いつも携帯するようにしましょう。

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